ファクタリングの仕組みとは
2018年10月24日

売掛債権の有用性とリスクについて

売掛債権とは、商品やサービスを購入した側がまだ代金を支払っていない状態のときに発生している債権(ある者が他の者に対して一定の行為を請求しうる権利)のことを指します。

例えばクレジットカードで買い物をした時点では、カード会社はカード利用者に対する債権を有しているということです。これは「営業債権」とも呼ばれ、企業の貸借対照表上の資産のひとつとみなされます。売掛債権という言葉は、2001年に信用保証協会が「売掛債権担保融資保証制度」を始めてから、広く一般に使われるようになりました。

その意義は例えば、金融機関が中小企業に融資を行う際、信用保証協会が保証をもとにして、中小企業側は売掛金回収日を待たずに売掛金を資金化できるようになることです。もし企業が借入金を返済できない場合は、信用保証協会が金融機関に貸付残高の一定割合を返済し、また金融機関とともに債権者から回収をするという流れになります。注意すべきなのは受取手形との違いです。

受取手形は将来の特定日に銀行でお金と交換してくれる証券のことですが、これが法律に基づいた契約であるのに対し、売掛債権は「信用取引」であるということです。従って、もし支払わなくても法律的な罰則はありません。もちろん損害賠償請求を行うことは可能ですが、それなりの費用や手間が発生します。このように売掛債権を活用することは、販売活動を促進する上において有効な手段ではありますが、同時に信用というリスクを有していることも認識しておく必要があります。

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